猫の尿道結石(尿路結石症)は予防が何よりも大切!


猫の尿道結石は、非常に再発しやすい病気としても知られています。再発しやすい要因として、猫の生活行動にも原因はあるのですが、飼い主がしっかりと猫の様子を観察し、再発しないための予防策をしっかりと行うことも重要です。

一般的な再発予防策としては、以下のようなものがあります。

  • 水をしっかり飲ませる
  • 適度に運動させる
  • 肥満に気をつける
  • トイレ掃除をしっかりと行う
  • 食事に気をつける(マグネシウム分の少ないエサをあげる等)
  • 猫に空腹感を与える
  • エサを出しっぱなしにしない

水をしっかり飲ませる

猫は元々、水をあまり飲まない生き物なので、普段から水に関してはしっかりと気を配っておく必要があります。私が気をつけているポイントとしては、

  • 水を毎日取り替える
  • 器を毎日洗って清潔に保つ
  • 寒い日は少し温めた水を容器に入れておく
  • 浄水器の水を使う
  • ミネラルウォーターや湧き水は与えない

等です。特に気をつけたいのが、水は水道水or浄水器のものを与えるようにして、ミネラルウォーターは与えないようにすることです。ミネラルウォーターには様々なミネラル分が含まれているため、余分なミネラルを摂ってしまうことで、尿路結石の発生要因となる可能性があるためです。

あとは、カリカリに水を入れて少しふやかしたものを与える等も効果的ですが、猫によってはそのようなエサは食べない子もいますので、その場合は鶏肉のゆで汁を利用するようにしてみてください。うちの子はゆで汁を与えると美味しそうにぺちゃぺちゃとよく飲んでくれます。

後は、また後述していますが、療法食を与えることで、水を飲む量が増えます。これは、療法食には食塩が多めに入っているらしく、猫が乾きを覚えやすくなるために、水を飲む量も増えるんだとか。塩分過多が心配になりますが、もちろんその辺りも配慮された量が含まれています。

関連記事:猫が冬に水を飲まなくなる原因は?

適度な運動で肥満予防も

完全に室内飼いにしている猫は、外出を自由にしている猫にくらべて運動量が不足してしまいます。運動量が不足すると、水分の摂取量も減りますし、運動不足によって肥満気味になってしまいます。

肥満と結石の関連性もあると言われているようですし、なにより肥満は他の様々な病気を発症してしまう可能性もあります。飼い主が意識的に猫と遊ぶなどして、しっかりと運動する習慣を付けるようにしてあげてましょう。

それでも、うちの猫は1匹が肥満気味です。。運動させようとおもちゃであやすも、知らん振りです。その癖、食欲がかなり旺盛なので、エサを朝と晩の2回、決めた量のみを与えるようにしてカロリーコントロールに勤めています。

トイレ掃除はしっかりと!

できれば、猫がトイレをした後、すぐ片付けてあげましょう。猫は清潔なトイレを好み、トイレが汚れてくるとオシッコを我慢するようになります。尿意を我慢して、膀胱にオシッコが溜まってくると、尿の濃度も高まり、マグネシウム等のミネラルが結晶化しやすくなってしまいます。

食事に気を配る

お医者さんにも言われましたが、特に重要なのが毎日の食事です。我が家では、病院で勧めてもらった「ロイヤルカナン pHコントロール」シリーズの、pHコントロール0 ドライとpHコントロール1 ドライを食べさせています。

この療法食を食べさせることで、猫の尿が弱酸性(目標pH6-6.5)に傾きます。猫の尿のpH値は、アルカリ性よりも酸性に傾くことが良いとされていますが、酸性に傾きすぎると「シュウ酸カルシウム結石症」の危険性が出てくるため、あくまで「弱酸性」に保つことが理想です。

0と1の違いですが、これは、含まれているマグネシウムの制限量の違いによるものです。0がもっともマグネシウムが少なくなっています(価格も一番高いですが)。

我が家の尿道結石になった子は、発病当初はph0の方を食べさせていました。2ヶ月程して完全に回復した後は、ph1の方に変更しています。しかし、特に結石の心配な冬場は、pH0の方に戻しています。

DSCF5908 DSCF6001

左がpHコントロール0(ゼロ)で、右がpHコントロール1の商品です。微妙にパッケージが違いますね。どちらも非常に高い療法食なのですが、もちろん高いだけはあります笑。このカリカリに変えてからは、一度も尿道結石になっていません。

ロイヤルカナンシリーズの療法食には、各種の栄養素がバランスよく含まれており、また、非常に消化吸収の良い食材が使われています。試しに、普通のキャットフードとロイヤルカナンのキャットフードを水に浮かべて放置してみたのですが、一般の方はふやけて膨れるだけなのに対し、ロイヤルカナンの方は砕けてバラバラになっていました。

猫に空腹な時間を与える

猫は満腹時には尿が「アルカリ性」に傾いてしまいます。そして、マグネシウム等のミネラル分が結晶化するのは、尿がアルカリに傾いたときです。逆に、空腹時には尿は酸性に傾き、その状態ではミネラル分は結晶化しにくくなります。

なので、猫に空腹感を与えることも非常に重要なポイントとなります。私の家でも、昔は猫のエサ容器には常にキャットフードを盛っている状態にしていたのですが、その状態では猫はいつでも食事を摂る事ができ、常に満腹の状態となってしまいます。

満腹の状態では、尿はアルカリ性に傾いてしまいますし、結果的に尿路結石となってしまう条件を揃えてしまうことに繋がります。

なので、現在は朝と晩、決められた時間だけエサを与えるようにし、それ以外の時間ではエサ箱は空の状態にするようにしています。可哀想とは思いますが、猫のためを考えれば心を鬼にすることも必要なのです。

エサの出しっぱなしや常にエサを盛った状態はNGと考えてください!

前の記事:猫の尿路結石の治療方法|次の記事:ロイヤルカナンのpHコントロール0(ドライ)で尿路結石を予防する

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする